ベルギーの西の果て、北海に面したオステンド(Oostende)は文字どおり西の端。ここは海沿いにマンションの並ぶリゾート地。夏は海水浴客でにぎわうらしいが、この時期でもかなりの観光客が訪れていた。イギリスのドーヴァーからドーヴァー海峡を渡るフェリーが出ているため、イギリス人の観光客が多く訪れるらしく、街には英語表記が目立ち、イギリス国旗をよく目にした。
これといった観光名所はないらしいが、街中をふらふらし、Oliebollenというたこ焼状の甘いパンのようなものと、子エビ(Crevettes)の盛り合わせ(特製ソース付き)を見つけて食べた。どちらも非常においしくおすすめ。特に駅から海岸へ行く道には小さな出店が海の幸を盛った小皿を300円〜の値段で売っており、前述の子エビやスモーク・サーモンなどはどれもおいしそうであった。
オステンドを離れたあとは北に向かい、Knokke-Heikeいう町を通って、ブルージュ(Brugge)へ入る。この日の午後は天気が良く、ブルージュにもたくさんの人が訪れて賑わっていた。ここは運河が街中にたくさん流れていて、古くからの町並みがたくさん残っている、雰囲気の良い街である。運河沿いの家並みを見ているだけでも楽しめるが、ここには幾つかの美術館や観光名所があるらしい。この日は、期待外れだったグルーニング美術館(Groeningemuseum)に寄って、Marktという中心の広場に行って写真を撮って帰って来た。以前に訪れた時に乗った運河下りは是非おすすめ。
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