ベルギー1部リーグ
レベルはイタリア、イングランド、スペインなどのリーグに比べると2段階くらい落ちるが、将来トップ・リーグの強豪チームと契約するべく、選手が自己アピールに懸命になっている気がする。ただ、それによる個人プレーなどは少なく、各チームとの攻撃的なスタイルを取るため、点がよく入るリーグであり、観客にとっては楽しい。試合結果が5-3なんていうのはざらにある。首都ブリュッセルを本拠地とするRSC
AnderlechtとブルージュのClub Brugesが2大勢力である。
地元チームの応援がすごいのはヨーロッパのどこの国でも同じであるが、ベルギーという国は小さいので、強豪チームのサポーターがアウェイ・スタンドで目立つというJリーグの浦和のような現象もたまに見られた。
アメリカMLS(メイジャー・リーグ・サッカー、1部)
1996年春に10チームによってスタートしたアメリカでのプロ・サッカー・リーグ。アメリカには他に人気のあるプロ・スポーツがたくさんあるため、とても盛り上がっているという状況ではないが、地道にそれぞれのコミュニティに根付きある。現在は、12チームが参加しており、Eastern、Central、Westernという3つのConferenceの分かれつつ、他のConferenceのチームとも対戦するというメイジャー・リーグ・ベースボールのような仕組みのリーグ戦を行い、同様にプレーオフもあり、最後には1試合でチャンピオンを決定するMLSファイナルなるものもあり、対戦方式が他のリーグと多少異なる。これも、多くのチームにチャンピオン争いをする権利を与える、アメリカらしきやり方である。リーグ開始当初行っていた、延長戦やPK戦に変わる、アイス・ホッケーのようなシュート・アウト方式はすでに廃止されている。
リーグのレベルはそこそこ。Jリーグほどスピード感がなく、個人技が中心になりがち。中南米系の選手も多いが、ヨーロッパからの数人の元スーパー・スターもプレーしたりもした(2000年シーズンには、ブルガリアのストイチコフとドイツのマテウスが所属していたりもした)。
イタリア・セリエA(1部)
スペインのリーガ・エスパニョーラ、イングランドのプレミア・リーグと並んで、世界のトップ・リーグと言われているイタリア・セリエAの試合を3試合、スタジアムで観戦した印象は、というとチケットが高い、である。もちろん、ゴール裏などは高くないが、メイン・スタンド、バック・スタンドの割と良い席は結構な値段がする。それでもやはりイタリア人の中にはカルチョ(この国でサッカーはこのように呼ばれている)が住んでいて、高い値段を払っても地元チームを応援したり、レベルの高いサッカーを堪能してしまうのであろう。事実、それだけの価値のある高いレベルのサッカーが見れるのである。
意外だったのは、スタジアムでチームのオフィシャル・グッズがあまり売られてなかったこと。多分、街の中心にオフィシャル・ショップがあるというパターンが多いのであろう。