ヒストリー:
サッカーを始めたのは小学校4年生の時。中学卒業まで、地元のクラブや部活で続け、高校、大学時にはサッカーをやらなかったけど、仕事をするようになってから、またフットサルのチームに所属したり、会社のサッカー部でサッカーを再開するようになる。アメリカ、シカゴに来てからは、個人で参加できるリーグに参加して、そこで知り合った友人達と、秋から春にかけてはIndoor
Soccer Leagueに、春から秋にかけてはアウトドアのサッカー・リーグでプレー。日本に帰国後は会社や以前所属していたフットサル・チームでたまにプレーする。
ポジション:
好きなのはやはり、点を取る楽しみのあるFW。でも、フットサルではポジションに関係なくプレイしている。
フットサル:
フットサルは、テニスコートくらいの広さのコートで、GKを含む、5対5で行われる、ミニ・サッカー。最近はフットサル場やプレーヤーの数が増えてきた感じがする。ルールが多少、サッカーと異なり、そのせいか、女性でも比較的プレーしやすく、また男女混合の大会も数多く開かれているようである。
Indoor Soccer:
Indoor Soccerは主にアメリカの冬が厳しい地域で行われているようである。ここからは、シカゴ郊外のHighland
Parkにある、41 Sportsというクラブで行われているIndoor Soccerに話しを限定するが、フットサルとは違って、コートの周りが壁で覆われているアイスホッケーのコートに人工芝をひいてプレーするため、ボールがアウト・オブ・プレーになる時間が少なく、常に走っていなければならないという気がする。そのため、選手交代の回数もフットサルに比べて多く、また1回のプレー時間も短い。
自分が参加していたのは、男女混合リーグ(Co-edと言う)やオープン・リーグ(男性だけだった)だったが、冬の寒さが厳しく、雪の多いシカゴ近郊では、屋内で行われるこのようなIndoor
Soccerリーグや施設が特にたくさんあるようである。リーグも11月から5月まで、4セッションもあり、サッカー好きの自分のようなものにとっては、これとない機会である。ただ、問題は平日の夜遅く始まる試合がたまにあって、夜11時から試合が始まって、終わるのは12時ちょっと前、なんてことも何度もありましたね。
フットサルとIndoor Soccerの比較表:
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フットサル |
Indoor
Soccer |
グラウンドの大きさ |
15m x 30mくらい
テニスコートくらい |
20m x 40mくらい
アイスホッケーのコートくらい |
ボール |
専用の4号ボール
バウンドしにくい |
通常の5号ボール |
スローイン |
なし
代わりにキックイン |
なし
通常はボールがコート外に出ることはないが、ボールが出た時にはキックイン |
コーナーキック |
あり |
あり |
タックル |
接触プレー、スライディング・タックルは禁止 |
通常のサッカーで許されるタックルはあり |
警告・退場 |
大会によっては、NBAのようにチームの警告数が一定の数に達すると、それ以降の反則はすべてPKのようなものになる場合あり |
反則の度合いによって、ブルー・カードといって、2分間の退場を命じられる(アイスホッケーのパワープレイ状態になる) |
ゴールキーパー |
あり
GKから離れたボールは一旦、ハーフウェイ・ラインを超える前に、再びGKによってプレー(足、手どちらでも)されたら、相手チームのFKとなる |
あり
自陣の中央付近にあるラインから自陣ゴール側からGKに出されたバックパスに対して、GKは手を使ったプレーが許される |
選手交代 |
通常、プレー中でも所定の場所から自由に何度でも行える |
通常、プレー中でも所定の場所から自由に何度でも行える |
その他 |
ボールがバウンドしにくいので、トラップがしやすい |
ゴールの周りの壁があるので、シュートが枠を外れても、またリバウンドを蹴ってゴール、なんてこともよくあり、壁を使った、"一人壁パス"もありで、常に集中力が要求されて、"疲れる" |
アメリカ・サッカー事情(プレー編):
アメリカには既に4大プロスポーツが存在し、やっとプロ・サッカー・リーグである、MLSができたのが1996年。日本で思われているように、プロスポーツとしてのサッカーであるMLSの人気はいまいち、もしくはまずまずと言ったところだが、それに比べて、土地があり、リクリエーションとしてのスポーツの地位が高いアメリカでは、プレーするスポーツとしてのサッカーは非常に人気がある。もちろん、我々、大人が男女ともに参加できるようなリーグがたくさんあり、なかでも個人で参加して、チームが決められ、その決められたチームである一定期間のリーグ戦を戦うというものは、なかなか良いアイディアであると思う(日本でもないことはないらしいが)。郊外でもシカゴのミシガン湖沿いにも、芝のグラウンドが数多く存在し、特に、春・秋は毎週末は何かしらゲームが行われている。また、子供にとっては、もっとも人気あるプレーするスポーツの一つであり、ショッピング・モールに行くと、自分のチームのユニフォームを着た子供を見掛けることが多い。自分の子供が属する地域のサッカー・チームのコーチをする親も多数存在し、プレーもしくはコーチングに関する話題を、会社のアメリカ人としたこともしばしば。もちろん、アメリカは移民の国であり、欧州から、中南米出身の人口が多く、その影響もあるのであろうが、プレーするスポーツとしてのサッカーはとても人気のあるものである。
ただ、これが代表チームの強さに結びつかないのは、教育システム、文化的なもの、そしてサッカー協会の強化システムの問題であろう。アメリカは、2010年のワールドカップで優勝するという目標の元に、プロジェクトを始めたばかりである。これが、どんな結果を生み出して行くのか、興味深いものである。
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