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Soccer

  1999 European Football Reports  

19. Royale Union Saint-Gilloise - Royal Racing Club Tournaisien

    Date : November 14, 1999
    Type : ベルギー3部リーグA
    Result : 2-0
    Stadium : Stade Joseph Marien in Bruxelles, Belgique

  • Royale Union Saint-Gilloise(ホーム:ベルギー3部リーグ所属:ユニ=青・青・青)

首都ブリュッセルを本拠地とする、過去11回もベルギー1部リーグのタイトルを獲得した名門チーム。創立1897年と100年以上の歴史があり、現在も世界記録である1部のリーグ戦60戦連続無敗という記録を1933-35のシーズンにうち立てたが、最後の1部リーグ制覇は1934-35シーズンであるように、数々の輝かしい栄光は過去のものになりつつあり、1972-73シーズン以来、1度も1部リーグに復帰できていない。1981-83には4部リーグまで落ちたが、現在は3部リーグを戦っており、ここまで16チーム中8位につけている。ブラス・バンドを組んで応援する熱心なサポーターがいるようであった。

  • Royal Racing Club Tournaisien(ビジター:ベルギー3部リーグ所属:ユニ=黄・黒・黄)

フランス国境に近い南部の都市、トルネイ(Tournai)を本拠地とするチーム。このチームも歴史は古く、1908年創立。どうやら1部リーグでプレーした歴史はないらしく(それでも90年もチームが存続すること自体が驚きだが)、1999-2000シーズンもここまで14位と沈んでいる。ベルギーの国内カップ・タイトルを1956年に取っており、その土地柄、フランス人選手が大半を占める。

  • 試合内容

USG-RCTournai43部リーグの試合ということで、観客はまばら。でも、ほとんど皆が熱心な地元ブリュッセルのSaint-Gilles地区のサポーターのようである。年配の人が多く見られたのが印象的であったが、これも歴史のせいであろう。試合内容も3部リーグということで、特筆することはなし。やはり普段見ている1部リーグに比べてしまうとすごい差があるが、これがカップ戦になると3部のチームが1部のチームを破ってしまうのだからサッカーは不思議なスポーツである(この日現在、2つあるうちのメインの国内カップ戦で、ベスト16に2部のチームが2チーム、3部、4部!のチームがそれぞれ1チームずつ勝ち残っている)。

あえて書くとすれば、後半から出場したUnion Saint-Gilloiseの左ウィング・バックの背番号25の選手は、高校生くらいの感じで、まずまずのプレーをしていた。Jリーグでも高校生で出場する選手がいるから、別にそれほどのことではないかもしれないが、試合後にはTV局のインタヴューも受けており、注目選手なのだろうか。ちなみに、3部リーグでも、地元ブリュッセルのTV局が取材に訪れており、ダイジェストをTVで放映していた。

  • スタジアム

Stade Joseph Marien(約8,000人収容)

ブリュッセルの中心から南へちょっと行ったところにある、Saint-Gillesという地域のParc Dudenという公園の中にあるサッカー専用スタジアム。1919年からUnion Saint-Gilloiseはこのスタジアムで試合を行ってきた、歴史のあるスタジアムである。両ゴール裏には席がなく、メイン・スタンドとバック・スタンドのみ。メイン・スタンドは全席座席付き・屋根付きだが、バック・スタンドは屋根無し・立見席である。

オフィシャル・グッズ・コーナーがスタジアムの外側にあるが、品揃えはよくない。

  • チケット

スタジアム周辺に何ヶ所かある当日券販売所で購入可。メイン・スタンドも指定席ではなく、一部のシーズン・シートを除いて自由に場所を選んで座ることができる。この日は一番値段の高い(400BEF=約1,200円)、メイン・スタンドで観戦。試合開始20分くらいに行ったため、ほとんど自由に席を選べて良い位置を確保したが、試合開始時にはメイン・スタンドも結構埋まっていた。

上記のデータ・情報はすべて1999年当時のもの。

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