Home 

 RT's World 
 

 e-mail to RT 

Soccer

  1999 European Football Reports  

17. Racing Charleroi - Club Brugge

    Date : November 5, 1999
    Type : ベルギー1部リーグ
    Result : 0-2
    Stadium : Stade du Pays de Charleroi in Charleroi, Belgique

  • Racing Charleroi SC (ホーム:ベルギー1部リーグ所属:ユニ=黒白・黒・黒)

ベルギー南部のシャルロワを本拠地とする、創立1904年と、歴史は古いが近年1部に上がって来たばかりの、ベルギー1部リーグの中堅チームの1つである。Dante Brognoというベルギー人のFWが中心のチーム。Dante Brognoの弟は同じベルギー1部のWesterloというチームでFWとして活躍していて、代表にも選ばれている。もう1人、DFで背番号27を付けたキャプテンのPhilippe Albertという選手は、過去に代表キャップ41を記録(現役第5位)して活躍したベルギー人の選手で、イングランドのNewcastle Unitedから移籍してきた期待の選手らしい。

  • Club Brugge (ビジター:ベルギー1部リーグ所属:ユニ=白・白・白

ベルギー・リーグ優勝11回を数える名門チーム。ベルギーのチームで唯一、ヨーロッパ・チャンピオンズ・カップ(チャンピオンズ・リーグの前大会)の決勝に進出したことがある。本拠地はブルッヘ(Brugge、英語読みだとブルージュ)で、首都ブリュッセルのRSC Anderlechtとは強いライヴァル関係にあり、しばしばサポーターが騒動を起こしたりするらしい。ただ人気は全国的なのか、ここブリュッセルのスポーツ用品店にもAnderlechtのレプリカの隣にClub Bruggeのユニフォームも売っていた。ベルギー代表経験者は、GKのPhilippe Van de WaldeやMFのSandy Martensを始め、数人所属している。

  • 試合内容

この試合の前の時点で、Charleroiが9位(18チーム中)、Club Bruggeが6位と、中段争いから抜け出そうとするチーム同士の戦いとなったが、結果的にほとんど見るところのない試合となってしまった。

ホームのCharleroiは前半、アウェイのClub Bruggeに押し込まれて、ほとんどチャンスらしいチャンスが作れなかった。Club Bruggeも前半半ばにMFのSandy Martensのミドル・シュートで先制するものの、パスがつながらず、ブルッヘから駆けつけた数多くのサポーターの応援もむなしく、苦しい戦いとなっていた。

後半になり、開始早々からCharleroiがペースをつかんで、押し気味に試合をすすめる。だが、ここまでチーム得点王(11試合で7点)のFWのDante Brogno(怪我?)を欠いては苦しく、中盤でブラジル人のSandro Sousaが頑張るものの、得点をあげるところまではいかない。逆に後半終わり近くに、CharleroiのDFが自陣のペナルティ・エリア内でClub BruggeのFWを後ろからチャージに行って、イエロー・カードをもらうと共に、PKを与えてしまう。正当なチャージに見えなくもなかった微妙なプレイだったが、これに怒ったそのDFが抗議をして、レフェリーを突いたことにより、レッド・カードで退場。選手同士がもみ合うなど、荒れた状態になる。結局、そのPKが決まって0−2。その後、Club Bruggeの選手が2枚目のイエロー・カードで退場し、数分間10人対10人の状態になった。10人対10人になるとスペースがたくさんできるので、試合自体が面白くなるはずなのだが、特にCharleroiのほうがスペースを使った攻めができず、見所のないまま試合終了。大き目のスタジアムはほとんど埋まっておらず、見所のない試合にブーイングが起きていた。

CharleroiのDFのPhilippe Albertは、背番号27を付けながらキャプテンをするということからして人気選手のようであるが、あまり冴えたプレーはしていなかった。

ちなみに今回はデジカメを持参するのを忘れたため、写真は省略。

  • スタジアム

Stade du Pays de Charleroi (約30,000人収容)

ベルギー・オランダの共催で行われるユーロ2000のベルギー内の4つの会場の1つ。1部の最前列の席を除いて、ほぼ全ての席が屋根に覆われており、UEFAの基準を満たすためにすべてシート付きに改装されたらしい。バック・スタンドは独特の形をした3階建てになっている、サッカー専用スタジアム。TVスクリーンはなく、これでユーロ2000の本戦(予選ラウンド)が行われていいのかな、って感じの古いスタジアムであった。オフィシャル・グッズ・ショップはスタジアムのVIP・ビジネス・シート用の入り口の隣にあり、グッズはかなり充実している。

公共交通機関によるアクセスはブリュッセルから車で行ったので今回は省略。Charleroi Nordという出口から高速道路(E19)を下りて道なりに行くと、すぐにスタジアムが見えて来て、今回はスタジアムを探して苦労することはなかった。スタジアムの前には地下鉄の駅もあったようだ(帰りは閉まっていたが)。

  • チケット

スタジアム周辺に何ヶ所かある当日券販売所で購入。席種によって購入する窓口が分かれている。この日は、K2(750BEF=約2,200円)という2階席のアウェイ側ゴールよりのメイン・スタンドの席で観戦。ピッチ全体が見やすく、試合自体もすごく見やすかった。アウェイ側ゴール裏1階部分と、バックスタンドの3階部分はこの試合では開放していないようであった。

上記のデータ・情報はすべて1999年当時のもの。

  Go back to  European Football 1999   Soccer Home    Top of this page